CODE 23
Jack Kerouac(ジャック・ケルアック、1922-69)
ビート・ジェネレーションの代表的作家。
1922年、マサチューセッツ州ローウエルに生まれ
る。
1940年、コロンビア大学に入学したが、2年の時に
商船の乗組員となり、ヨーロッパを巡る。放浪体験
をもとにした自伝的な作品「路上 On The Road」
を51年に創作(57年出版)。
その作品は生活様式そのものをジャズ的な即興性を
文体として表そうとする「自発的な散文」で書かれ
ており、自主性と直観力に立脚した一つの美学を打
ちたてた小説でビート・ジェネレーションの聖典と
呼ばれる。
また「動いている感覚こそが生の感覚」というアメ
リカ的な文化の本質を見事にとらえた作品とも云わ
れる。
I Left My Heart In San Francisco by Tony Bennett