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写真(上)映画「ペインテッド・ハウス」(中)映画「The Firm 法律事務所」(下)映画「The Client 依頼人」
ジョン・グリシャム John Grisham
現代アメリカを代表する人気作家。リーガルサスペンスの巨匠。
1955年アーカンソー州ジョーンズボロ生まれ。
父が季節労働者であったため、引っ越しを繰り返したあと、12歳のときにミシシッピ州に落ち着く。
ミシシッピ州立大学、ミシシッピ大学ロースクールを卒業。1981年から1991年まで弁
護士として活躍、1984年から1990年まではミシシッピ州の下院議員もつとめた。
1989年に『評決のとき』を出版。次作『法律事務所』(The Firm)が150万部の大ヒットと
なり映画化され、一気にスター作家として注目を浴びた。
1994年から2000年まで全米1位のベストセラー作家を続ける。2005年、2008年、2011年
にも著作が全米1位のベストセラーとなっている。
「ペインテッド・ハウス」は、1952年の故郷アーカンソーを舞台に、貧しい小作人綿農
家が洪水によって絶望の淵に沈むまでの数か月間が、7歳の少年ルークの目から語られ
る。さまざまな経験と別離に直面し、少年が大人に脱皮していく過程を描きあげてお
り、「弁護士も裁判官も登場しないが、ここにはいままで以上のグリシ
ャムが存在する」(U.S.A.トゥデイ)と各書評で絶賛された。