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ローラ・インガルス・ワイルダー「大草原の小さな家 Little House on the Prairie」1935年
ローラ・インガルス・ワイルダー(1867-1957)
ウイスコンシン州ペピンで生まれる。その後、一家は開拓民としてカンザス、ミネソタ、アイオワと移り住み、サウスダコタ州デ・スメットに落ち着いた。
ローラは1885年結婚してミズーリ州マンスフイールドで農場を経営。
44歳の時に書いた記事が農業新聞に掲載されたのをきっかけに、農場生活についての
エッセイなどを寄稿するようになった。
ジャーナリストとして活躍していた娘ローズの勧めで、少女時代の思い出を物語に
した「大きな森の小さな家Little House in the Big Woods」を32年に出版。以後
続編が次々と出され、<小さな家>シリーズとなった。
<小さな家>シリーズはテレビドラマ化され、1974年から83年まで放映されて、
アメリカにおける理想的な家族像を提供した。
未開の土地を求め、家族を連れて大きな森を出てゆく父親の開拓者精神、
自然のなかで生き延びてゆく知恵と技術、苦難や危険に襲われた時に助け合う
家族の絆、さらには先住民との接触などが、少女ローラの視点から描かれ、
ローラの成長物語にもなっている。