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ウィリアム・フォークナー(William  Faulkner,1897-1962)

深南部ミシシッピ州ニュー・オルバニーに生まれた。5歳のとき近くの大学町

オックスフォードに移住し、生涯を過ごす。

1918年カナダのイギリス空軍の士官候補生となり、第一次世界大戦終戦で帰郷後

ミシシッピ大学に学ぶ。

作家としての第1作は帰還兵を扱った「兵士の報酬」(1926)

1929年発表の「響きと怒り」で小説作法に開眼。ベンジー、クエンティン、ジェイソン

という3兄弟の内的独白、および全知の視点による客観的描写の4部からなる作品は

精神分析学者ジャック・ラカン流の概念の虚構化と云われ、伝統的な小説概念を刷新

した20世紀文学の代表作の一つと評価されている。

フォークナーとオックスフォード

 

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